ニューヨークのタイムズスクエアに現在、テクノロジー雑誌「WIRED（ワイアード）」が毎年恒例となった期間限定路面店「WIRED Store」（1472 Broadway, New York）をオープンしている。

　日本でも6月に日本語版が新創刊されたほか、ウェブサイト「WIRED.jp」が人気の同誌。昨年はソーホーで期間限定店舗を展開したが、7年目となる今年はタイムズスクエアのど真ん中に11月18日、面積929平方メートルの同店過去最大の店としてオープンした。

　雑誌とインターネットの世界からスピンオフした実店舗となる同店では、ビッグスケールなアイデア、斬新なデザイン、最先端の流行に焦点を合わせたユニークなガジェットや商品を200点以上扱う。

　ガジェットには、24カラットの純金プレートを使用した「ATARI」ゲーム機（6650ドル）やiPhone/iPod用ドッキングステーション「iTree」（1万5,580ドル）と高価なものから、iPadを設置するとアーケードスタイルのゲームになる「iCade」（99.99ドル）、コーヒーを適温で保温する「Coffee Joulies」（100ドル）など、ホリデーギフトにもなる手頃なアイテムまでをそろえる。

　期間中、イベントの開催やアートインスタレーションの展示も併催。レゴアーティスト、ネイソン・サワヤさんのカスタム作品2点やクリエーターが資金調達のために出資を募るサイト「Kickstarter」で誕生した、iPod nanoをはめ込む腕時計「TikTok 」と「LunaTik」などを展示する。

　省燃費技術「eAssist」を搭載した米ビュイックの「ラクロス」2012年モデルも出展され、ビュイックの「ヒューマン・ウインド・トンネル」では来場者が自身のエアロダイナミクスを体験できるほか、人気アニメ「The Walking Dead」の写真展、ゲームデー、インディーバンドのパフォーマンスなどのイベントなど、企画がめじろ押しだ。

　営業時間は水曜～日曜の12時～19時。12月24日まで。