ニューヨークのジャパン・ソサエティーが現在、桜寄贈100周年を記念したプログラムシリーズ「SAKURA:100年の時を越えて(Sakura-Spring Renews, Beauty Blooms)」を開催している。
日米友好の証しとしてワシントンDCポットマックに河畔沿いとマンハッタンのハドソン川沿いに日本から桜が贈られ今年で100周年。これを記念し、日本の春の象徴である桜をテーマに3月6日から約6週間にわたり、さまざまなプログラムを展開している。
3月22日には14時と18時30分の2回、和菓子作りのワークショプを開催。日本から招いた職人の直接指導を受けながら、桜をモチーフにした和菓子作りを体験できる。
3月24日~4月14日は「スクリーンに散る桜:春に贈るSAKURA映画・特選10本」と題した映画シリーズの上映企画を実施。日本の四季を背景にした北野武監督の「ドールズ」を皮切りに、稲垣浩監督の「忠臣蔵」、蜷川実花監督で土屋アンナ主演の「さくらん」、森田芳光監督の日本映画評論家大賞2部門を受賞した「武士の家計簿」など、桜をモチーフにした作品10本を上映する。
ほかにも、俳人・大高翔さん、アメリカ人俳人ジョン・スティーブンソンさんが講師となり、「桜」の俳句と季語を解説しながら日本の「美」の秘密に迫る「俳句ワークショップ」や、最終日には桜を題材とした書道、アートなどを通じ日本文化を伝えるイベント「j-CATION 2012:SAKURA」なども予定。
3回目を迎える今回は、和太鼓パフォーマンスでキックオフ。ゲームショーや桜にまつわる日本語や書道教室、壁一面に桜を満開に咲かせる参加型インスタレーショやカラオケショーなど、会場全体が大花見パーティーに変身する。
チケットの価格はプログラムにより異なる。ウェブサイトまたは電話で購入できる。4月14日まで。