2001年の同時多発テロ発生以降、王冠までの入場を制限していた「自由の女神」像が、2009年独立記念日(7月4日)の再開から半年で、王冠までの入場者数3万2,609人を記録した。
自由の女神像では、約7年ぶりとなる昨年の王冠入場再開にあたり、空港で実施されているセキュリティーチェックを導入。今回記録した訪問者数は、1時間に入場可能な人数が30人という厳重な検査で入場を規制するなかでの数字となっている。
自由の女神像が立つリバティ島、移民管理局があったエリス島をつなぐ、国立公園局運営のフェリー「Statue Cruises」によると、昨年1年間で約383万人が両島を訪れた。フェリー運航に乱れが出たのは、3月20日と12月20日の雪と、8月17日の熱波による3日間のみで、それ以外は通常運航。マンハッタンからの出航は6,267回、ニュージャージーからは3,835回を数えた。
フェリー料金は5ドル~12ドルで、自由の女神像の入場料は無料。345段の階段を上り王冠に入場するには別途3ドルが必要。1時間単位で規制されているため事前予約が必要となる。観光客の多い夏場は1カ月前から売り切れになる傾向にある。