75の美術館や博物館、コレクター、販売業者が世界中の骨董(こっとう)品・古美術品を出展する「ウインター・アンティークショー」が1月22日から、ニューヨーク市レキシントン・アベニュー・アーモリー(68 Lexington Avenue, New York)で開催される。
56回目を迎える同ショーには、18~19世紀前半のアメリカの家具、20世紀の美術・装飾品、中国の家具などを専門とする6つの新しい出展者が今回から加わる。
アンデルソン・ギャラリーが出展する、マリー・カサットさんの油絵「リトルガール・イン・ア・ラージ・レッドハット」(1902~1905年ごろ)、スロックモートン・ファインアート社のテキーラ容器「プルク」(15~16世紀ごろ)などが見どころ。ポール・マンシップさんが1914年AT&T社ビルの一部デザインとして製作した「火」「水」「地球」「空」のテーマを浮き彫りで表現した「ザ・フォー・エレメンツ」の4種類のブロンズ彫刻も出展される。
「ヤングコレクターズ・ナイト」では、スタッブス・ウットンから850ドル(約7万8,000円)相当のダッフル・バッグがオークションに出品されるほか、全米最大級の遺産団体「ヒストリック・ニューイングランド」による、骨董品をテーマにした6回の講演も予定。
開催時間は12時~20時(日曜・火曜=12時~18時)。入場料は20ドル(約1,800円)。1月31日まで。「ヤングコレクターズ・ナイト」は1月28日19時~21時、入場料175ドル(約1万5,700円)。収益は、地域住民の社会福祉を支援するサウス・ブロンクス区の非営利団体「イースト・サイド・ハウス・セトルメント」へ寄付される。