日本人映画監督・細井洋介さんの講演会と作品上映会が、ニューヨーク市ロングアイランドシティーの「レゾボックス・ギャラリー」(41-26 27th Street, Long Island City)で8月18日に行われる。
日本に関する企画展やワークショップを開いている同ギャラリーで先週から始まった連続企画「Professional Speaker Series(プロフェッショナル・スピーカー・シリーズ)」の一環。各分野の一線で活躍するプロが、その道を目指す人などに発想や知識、思考を語るというシリーズで、細井監督は第2回に登場。ニューヨーク市立大学で映画製作を学んだ後、世界三大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭で作品上映を果たした監督が、脚本の書き方から実際の映画製作の準備、さらには資金調達方法に至るまでの「成功の秘訣」を、英語で講演する。
講演後には、細井監督が大学在学中にメガホンを取った作品「Club Fizz(クラブ・フィズ)」と卒業製作の「Man of the House(5歳の大黒柱)」を上映する。「クラブ・フィズ」は2011年ニューヨーク ・アジアン・アメリカン映画祭で2位、ニューヨーク連邦準備銀行主催のコンペで3位を受賞した作品。また東日本大震災の影響を受けたアメリカ人家族の物語「5歳の大黒柱」は、2012年カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーで上映された。
細井監督は埼玉県出身。高校卒業後、2005年に映画監督を志して渡米。現在はニューヨークを拠点に映画やCM、ミュージックビデオを監督する傍ら、長編映画の企画も進めている。
講演の開催日時は8月18日19時から。入場料は15ドル。ウェブで購入可能。