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「夢はラジオシティロケッツの舞台に立つこと」――ダンサー宮口えりかさんに聞くNYでの活動の展望

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日本ではTBSドラマなどに出演歴のある、ダンサー、モデル、俳優として活躍する宮口えりかさんのニューヨークでの今後の活動の展望を聞いた。

これまでの活動について

 

 

 

 

 

 

 

ー日本ではどのような活動をしていましたか?

高校3年生の時に、昔から目指し  ていた宝塚のオーディションに落ちてしまった後、普通の大学生として過ごしている状況にむずむずしていました。その時期にたまたま見つけて受けた東京ディズニーシーのダンサーのオーディションに受かり、しばらくダンサーとして活動していました。その後に、私が高校生の時に所属していたチアダンス部がモデルとなったドラマのオーディションに受けてみないかと声がかかり、女優業にも足を踏み入れました。それ以降人脈が広がり、モデルの仕事にもつながるようになりました。
 

ーダンサー・俳優・モデルとしての活動に何か共通点はあると思いますか? 近頃はどの活動に一番力を入れていますか?

3つとも人前に出て、人の心に何かを届けることができる職業だと思います。私は5歳の時に始めて以来、一番長く続けているダンスに力を入れて活動しています。クラシックバレーからスタートし、高校からはチアダンスやジャズ、ヒップホップも始め、大学からコンテンポラリーとモダンダンスも踊るようになりました。言葉を必要としない、体だけで表現できるところがとても好きで、自分に合っていると感じます。振り付けはあれど、決まった形がないので、自分の解釈で自分が思うように表現をすることができ、踊っているときは素の自分でいられます。ニューヨークではダンススクールに通い、好きな先生のクラスを受講しています。その先生の中の一人である、ジャズストリートを教えている方からすごくインスピレーションを受けています。笑みがこぼれてしまうくらいクレイジーな振り付けを考える先生で、良い刺激を受けることができます。

ニューヨークについて

ーニューヨークで活動を始めようと思ったきっかけを教えてください。

20歳の時に、ダンスをするために初めてニューヨークを訪れて以来、たくさんの人とパワー、刺激にあふれたニューヨークのことが大好きになり、いつかまたここでダンスを踊りたいと思ったのがきっかけでした。1年半前にニューヨークでの生活をスタートし、今は夢の実現に向けて準備をしている段階です。

ーニューヨークはどのような街だと思いますか?

以前はカラフルでとにかく明るい街だと思っていました。しかし、いざ住んでみると怖い部分や辛いこともたくさんあり、ギャップを感じました。それでもやっぱり、エネルギーとパワーがすごくあって、いろいろな人がいて、いろいろな色がある、刺激にあふれた街というのが、今も変わらずニューヨークの良さとして私の心に残っています。

ーニューヨークと日本での活動に違いはありますか?

ニューヨークはチャンスの量が日本と比べてすごく多いと思います。日本では事務所に情報が集まる傾向がありますが、ニューヨークでは情報があちこちに転がっているのが大きな違いだと、こっちに来て感じました。ダンスの先生からオーディションの情報をいただくことがあり、人脈を広げることが機会を増やすことにつながります。

ー今後のニューヨークでの活動の展望を教えてください。

まずはオーディションをひたすら受けまくり、自分ができること全てに取り組み、先ほど話したような、あちこちに転がっているチャンスをつかみたいです。最終的には、ラインダンスで知られているラジオシティロケッツの舞台に立つことを目標としています。ブロードウェーの「シカゴ」に出演するのも夢の一つです。

About

【プロフィール】

宮口えりか (みやぐち・えりか) さん
1996年8月生まれ。福井県出身。
5歳の時にバレエを始め、高校生の時にジャズダンスやチアダンス、ヒップホップを始めた。その後、日本女子体育大学に入学し、舞踊学を専攻したことがきっかけで、コンテンポラリーとモダンダンスを始めた。また、大学1年生の時にディズニーのダンサーオーディションに受かり、大学を一年間休学し、ディズニーシーでダンサーをしていた。TBSドラマなどに出演した経歴も持つ。26歳の時に夢を叶えるために渡米し、ニューヨークに拠点を置いて活動している。
 

 

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