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テニス全米オープン開幕-日本人選手波乱の展開

予選を勝ち抜き、初戦を突破した奈良くるみ選手

予選を勝ち抜き、初戦を突破した奈良くるみ選手

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 ニューヨーク市のクイーンズ地区にあるUSTAナショナル・テニス・センター(Flushing Meadows Corona Park Rd.) で8月26日、テニス全米オープンが始まった。同大会は4大国際大会の一つで、日本勢の中でも錦織圭選手が自己最高ランクとなる第11シードを獲得したことから開催前より注目が集まっていた。

連日盛り上がりをみせている全米オープン

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 本戦の前には20日より予選が行われ、無料で入場できる予選会には多くの地元民が訪れた。これからの成長が期待されている選手を近くで見ることができるほか、大会の様子を伝える特設中継ステージでは現役選手がテレビ出演する裏側をのぞくこともでき、友人同士で訪れる市民や夏休みを楽しむ家族連れが多く見られた。会場内には練習用コートも設けられており、本戦に向けた有名選手らの練習姿を見ようと、カメラを持った来場客が集まり、にぎわった。

 売店にはさまざまな記念品が並び、中でもバスケットボールサイズの巨大テニスボールが人気。試合後や練習場からでてきた選手にサインを求める子どもがコートサイドに集まった。

 大会開始直前の24日には、錦織選手の記者会見が市内の日系ホテル「ザ・キタノニューヨーク」で行われた。同ホテルでは2004年にロジャー・フェデラー選手、2006年にはマリア・シャラポア選手が同大会の際に宿泊し、優勝したという経歴がある。錦織選手も自身がフロリダに住んでいることから「雰囲気や観客の反応がなじみやすく、やりやすい大会になると思う。目標はベスト8。トップの選手たちにも動きがあり、今や誰がトップ10に入るか分からない。でもまずは一戦ずつ頑張りたい」とその意気込みを語ったが、シングルス1回戦が行われた26日に初戦敗退と残念な結果となった。

 同日にはクルム伊達公子選手も初戦敗退。初日から注目の日本人選手が波乱の展開を見せたが、予選を勝ち上がった奈良くるみ選手やダブルスに出場する選手にも期待がかかる。

 開催は9月9日まで。

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