アメリカポップアート界を代表するアーティスト、アンディー・ウォーホルの写真展が現在、ニューヨーク市チェルシー地区「Steven Kasher Gallery」(521 W 23 Street, New York)で開催されている。
1979年に出版した「Andy Warhol’s Exposures」用にアンディーが厳選した写真の中から、未発表となった作品を紹介する新写真集「Andy Warhol : Unexposed Exposures」について、当時インタビュー誌の編集を務めていたボブ・コラセロさんは「アンディーは1976年にチューリッヒの販売業者から購入した35ミリコンパクトカメラ・ミノックス35ELを愛用し、身の回りのあらゆる物、風景、人物をカメラに収めていた」と振り返る。
出版記念で開催される同展では、マイケル・ジャクソン、ミック・ジャガー、イヴ・サンローランなど著名人の写真もあり、1976年から79年にかけてアンディーが撮影した未発表の8×10サイズの白黒写真70点も展示されている。
アンディーの作品は「シルク・スクリーン」と呼ばれる、写真のネガをベースとした型紙から布目を通してインクを刷る印刷技法を使用し、1960年代にマリリン・モンローやコカコーラなどの大衆的な題材をモチーフにしたポップアートで支持を集めた。
営業時間は火曜~土曜11時~18時。4月3日まで。「Andy Warhol : Unexposed Exposures」は同ギャラリーで販売する。30ドル。