「俺のイタリアン」など東京・銀座を中心に17店舗展開する人気飲食店を運営する「俺の」坂本孝社長が9月29日、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 E. 47th St.)で「俺の経営哲学~常識を覆す70歳からの創業~」をテーマに講演を行った。
ブックオフの創設者でもある坂本社長は2009年に飲食業界に参入。2011年には、東京・新橋に国内外の高級レストランで技を磨いた一流シェフが腕を振るう立ち飲みレストラン「俺のイタリアン」をオープン。立食中心にすることで回転率を上げ、高級料理を低価格で提供するビジネスモデルで人気を博した。その後、同様のコンセプトで「俺のフレンチ」「俺の割烹」など現在は日本国内で17店舗を展開し、いずれの店も長蛇の列ができる人気店へと発展させた。2014年には海外初進出店舗となる「俺の割烹」をニューヨークに展開する予定。
講演会で、坂本社長は漫談師のような言い回しで会場の笑いを誘いながら、「大企業がやらないことを徹底的にやり、お客さんを圧倒的に引きつける」など、創業2年足らずで多くの人気店舗展開を支えた自社のビジネスモデルや経営哲学を披露した。「俺の割烹」ニューヨーク進出にもついても触れ、「場所は5番街とかがいい。ジャズを聴きながらヒラメの刺し身を食べるとか…。ニューヨークは一流を知る一流の人が集まる街。ニューヨークでも行列をつくり、日本の食文化を世界に輸出するということろの先頭を切ることを約束する」とニューヨーク進出への思いと自信を語った。