ニューヨークのミッドタウン「42nd St. - Bryant Park」駅構内に化粧品ブランド「L'Oréal(ロレアル)」が、「L'Oréal Paris Intelligent Color Experience」キャンペーンの一環として、化粧品をその場で購入できるハイテク自動販売機を設置した。
地下鉄7番線の改札付近に3つのスクリーンが埋め込まれた自販機を設置。「Stand Here」と書かれた場所に立つと、カメラとセンサーが立ち止まった人の姿をデジタル化。その日の服装から自販機が2~3色を表示させ、おすすめの化粧品を選んでくれるという仕組み。表示された色から1つを選ぶと「今日のファッションにあった化粧品がいいか?それとも冒険色を選ぶか?」の選択肢が出され、色に合った口紅やアイシャドー、ネイルなどを教えてくれる。
商品はその場で購入でき、全ての行程が2分以内に終わる自販機は忙しいニューヨーカーにはうれしい買い物の機会となっている。その場で購入しない場合は、自分のメールに情報を送ることができため、じっくり考えてから購入することもできる。
キャンペーンを行うL'Oréal担当者は「まだ試験的な販売機だが、今後はニューヨークの街角に広めていきたい」と今後の意気込みを語る。
同キャンペーンを試したニューヨーク在住の女性は「いつも化粧品を購入するときは色が決まらなくて悩みがち。これなら自分に合ったものをその場で教えてくれるからつい買いたくなってしまう」と話した。
設置は12月30日まで。