ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが、「Taro Hakase World Tour 2013 JAPONISM」と銘打ったツアー（全45公演）を9月にスタートさせた。今回は海外5公演を含む自身初となるワールドツアーとなり、12月5日にはニューヨークの「TOWN HALL」（123 West 43rd St.）で演奏する。

　ツアーは11月以降、同22日よりソウル、ロンドン、ケルンを回りニューヨークで公演。最後に台北を回る、世界6カ国での公演が予定されている。

　8月にリリースされた新アルバム「JAPONISM」のキーワードは「NIPPON」。和楽器を大胆に取り入れた楽曲を中心に、NIPPONの誇る魂を音楽に込めて、世界に発信する。「今の自分が思うNIPPONの魅力を世界に向けて発信させたい」という思いで葉加瀬さんが書いた楽曲は、聞き馴染（なじ）んだ和のテイストと西洋音楽が見事に融合するサウンド。居合抜きのような迫力で黙々と演奏する葉加瀬さんの姿はSAMURAIそのものだという声も上がっている。

　同公演を知ったニューヨーク在住の日本人女性は「葉加瀬太郎といえばエトピリカ。あの曲を聞くとすごく癒やされるし、頑張らないとと思わせてくれる曲。ニューヨークで葉加瀬太郎の生演奏が聞けるなんて夢みたいでうれしい」と話していた。

　開演は20時。入場料はGolden Circle＝89.5ドル、Orchestra＝69.5ドル、Balcony＝49.5ドル。チケットは「ticketmaster」で販売している。