イザベラ・ロッセリーニさん主演で生物の生殖行為を描いた舞台「Green Porno Live on State(グリーン・ポルノ・ライブ・オン・ステージ)」が1月16日、ニューヨーク・ブルックリンの「BAM Fisher(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック・フィッシャー)」(321 Ashland Pl., Brooklyn)で始まった。
イタリア映画監督の巨匠ロベルト・ロッセリーニさんとハリウッド女優のイングリット・バーグマンさんの娘として誕生。幼少時代から昆虫や動物に深い興味を持ち、学生時代は数多くの生物学書を愛読。ファッションモデルや女優としてキャリアを築く一方、2008年には短編映画シリーズ「グリーン・ポルノ」をプロデュース。生物学からインスピレーションを受け、生物の生殖機能への深い関心や思いが込められた作品となっている。ランコムの化粧品モデルとして長年活躍してきたロッセリーニさんのイメージとはかけ離れた作風が観客を驚かせた。
今回の公演は同シリーズを初めて舞台化したもの。ロッセリーニさん自身が主演・監督を務め、「真面目なことを面白く観客に伝える」ことを心掛けて作品作りに挑んだという。ピンクのイカやミミズなど手の込んだ衣装に身を包み、生き物たちの生殖行為を真面目に、かつユーモアも含めて体現。生物の身体的特徴や生息環境などを忠実に再現した衣装や舞台美術が高く評価され、生物学の知識も盛り込まれているため子ども向けの教材としても人気が出ている。
チケットは120ドル。今月25日まで。