ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 E 47th St.)で2月5日、「Lolita Fashion: Costume or Culture?(ロリータファッション:コスチュームか文化か?)」と題した講演会とファッションショーが開催され、米国各地からロリータたちが集まった。
同イベントにはパネリストの一人として、2009年に外務省の「カワイイ大使」に任命された青木美沙子さんが日本から参加。ロココ調の洋服を日本風にアレンジしたロリータファッションは映画「下妻物語」によって広く知れ渡ったが、いまだにコスプレと勘違いされているという。青木さんは「コスプレは他の誰かになりきるが、ロリータファッションは自分自身を表現できる」と話し、自身も100着のロリータドレスを所有していると話し会場を驚かせた。
パネルディスカッション後には、日本のみならず海外にも店舗を持つロリータファッションブランド「Baby, the Stars Shine Bright」と「Alice and the Pirates」がファッションショーを行い、新作ドレスなど8着を披露した。会場にはアメリカ国内の多くのロリータたちが集まり、カメラ片手に見とれていた。
講演後も会場ロビーに現れた青木さんを囲み、写真を撮ったりサインをもらおうとしたりする人であふれた。会場にいたクリステンさんは「美沙子はロリータにとって偉大な人。今回会えてとてもうれしい」と感激した様子を見せていた。