日本のみならず米国でも熱狂的なファンを持つきゃりーぱみゅぱみゅさんの美術演出を手掛ける増田セバスチャンさんが2月27日から、ニューヨークで初の個展を開催する。
増田さんは1995年にオープンした原宿の人気ショップ「6%DOKIDOKI」のプロデュースのほか、きゃりーぱみゅぱみゅさんのPVやライブの美術演出などを手掛けている。カラフルでポップな世界観を作り出す増田さんは原宿Kawaii文化の第一人者とされている。
会場はチェルシーのギャラリー「Kianga Ellis Projects(キアンガ・エリス・プロジェクツ)」(516 West 25th St., Studio 306B)。個展のタイトルは「色彩の反抗」を意味する「Colorful Rebellion - Seventh Nightmare」で、「7つの大罪」をテーマに増田さん自身の内面を表現したカラフルな作品が展示される。
今回ニューヨークでの個展開催について増田さんは「原宿Kawaii文化は、昨今では分かりやすい表面上の派手さや奇抜さばかりがクローズアップされているが、原宿という街の特異性は、誰にも邪魔されずに表現できる自由な場所だということ。あえて自分のことを誰も知らないニューヨークというアートのメジャーリーグで、より多くの人に原宿Kawaii文化の本質的な部分を届けようと試みたい」と意気込みを語る。
3月29日まで。同6日~9日にはギャラリー内でのスペシャルパフォーマンスも予定する。