ニューヨークのワシントン・スクエアで4月5日、枕でお互いをたたき合うイベント「Pillow Fight(ピロー・ファイト)」が開催され、大勢の市民が集まり楽しんだ。
2007年に「世界枕投げの日」が制定されて以来、同イベントは毎年春に世界各地で開催されている。「あらゆる年齢の人たちに、公共の場で楽しんでもらうこと」を目的とした同イベントは、柔らかい枕さえあれば参加可能。相手を傷つけないように優しくたたくこと、カメラを持った人や枕を持っていない人をたたくのは禁止、などのルールも決められている。
今年のニューヨークのテーマは「スーパーヒーローvs悪役」。晴天に恵まれたこの日、会場にはスーパーマンや忍者タートル、ピカチュウ、ストリートファイターなどのコスプレに身を包んだ参加者が大勢集結した。肩車をしながら戦う人や、暴れすぎて枕から羽毛が飛び出してしまう人など、2時間にわたって行われた同イベントは異様な盛り上がりを見せた。
イベントに参加していた日本人男性は「枕投げなんて修学旅行以来。最初は知らない人をたたくのは遠慮していたが、途中からは関係なくはしゃいでしまった」と笑顔を見せた。
持参した枕はホームレスなど生活困窮者の収容施設に寄付される。