マンハッタンの碁盤の目状に沿って日が沈む自然現象「マンハッタンヘンジ」が5月30日起こり、ニューヨーク市内に一筋のオレンジ色が差し込んだ。
同現象は1年に2回だけ見ることができる特別な日として、イギリスの「ストーンヘンジ」にあやかり2002年に命名された。夏至を挟んだ5月と7月の年2回、東西に走るストリートに沿ってビルとビルの間に太陽が沈む貴重な現象として、市民や観光客に人気を誇る。
29日のはあいにくの曇り空で観測することができず、30日も夕方から降り出した雨で観測が心配された。しかし、日没前の20時頃から雲の中から太陽が覗き、人々を魅了した。
ニューヨーク在住の女性は「今回は天候に恵まれず残念。7月は街がオレンジ色に染まるところを観測したい」と話した。
次の現象は7月11~12日と想定されている。