ニューヨークのタイムズスクエアで6月21日、1年の中で昼が最も長い夏至の日を祝う野外ヨガのイベント「Solstice in Times Square」が行われた。
毎年恒例となっている同イベントは今年で12回目を迎え、昨年にも増して盛況となった。タイムズスクエアの歩行者天国全面を使って、朝から夜にかけて各1時間ほどの無料ヨガクラスを開講。今年は同イベントで初となる「日の出クラス」も登場し、参加者は早朝5時30分から集まって野外ヨガを楽しんだ。
同イベントには、慣れた様子でポーズを取るベテランや、ぽっちゃり体形の初心者など、老若男女問わず多くの人が参加した。ヨロヨロとぎこちないポーズを取っている初心者には、すかさず見回りのインストラクターが個人指導。「もっと軸を意識して身体を伸ばして」と喝を入れた。見物していた観光客は「ニューヨークのど真ん中で、何百人もの人が一斉にポーズを取っているから驚いた。こんな光景はなかなか見られない」と、しきりにフィルムに収めていた。
昨年までは1日のみの開催だったが、あまりの人気に今年は翌22日にもタイムズスクエアにあるマリオットホテルで特別イベントが実施され、夏至の祝いは続いた。この日はヨガクラスの他、世界的に有名な講師や専門家を招いて、インドの伝統医学「アーユルベーダ」の知恵や、精神を集中させる瞑想(めいそう)などの抗議が実践を交えて行われた。