ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 E. 47th St.)で7月10日から、北米最大規模の日本映画祭「ジャパン・カッツ」が開催される。過去1年間に日本で公開された最新の話題作27作(うち13作は「ニューヨーク・アジア映画祭」との共催)を英語字幕付きで上映する。
2007年の開始以来、約4万人の観客を動員し、全米初公開作品を多く含む200本以上の邦画を上映してきた「ジャパン・カッツ」は今年で8回目。昨年日本アカデミー賞6部門を制覇した「舟を編む」などの話題作から、子ども向け英語「ハロー!純一」まで、幅広い年齢層を対象としたさまざまなジャンルの最新日本映画を上映する。昨年日本でヒットを記録した「永遠のゼロ」、舞台あいさつが行われる「地獄で何が悪い」や「猫侍」は開催前にチケットが売り切れるほど注目を集めている。
今年は「猫侍」「リノから来た男」に出演する俳優の北村一輝さんや「地獄でなぜ悪い」の主演を務める若手女優、二階堂ふみさんがゲストとして登場する。3年前からは、日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえるために「CUT ABOVE(カット・アバブ)」賞が設けられ、今年の「CUT ABOVE賞for Excellence in Film」は北村一輝さんが選ばれた。
チケットは、一般=13ドル、ジャパン・ソサエティーメンバー、シニア、学生=10ドル。7月20日まで。