ニューヨークにある多くのスイーツ店やベーカリーで、マシュマロ系スイーツが続々登場している。一般的なマシュマロに一工夫加えた新感覚のスイーツが、この夏特に注目を浴びている。
クロナッツで一躍有名になったベーカリー「Dominique Ansel Bakery(ドミニク・アンセル・ベーカリー)」(189 Spring St.)でも、マシュマロを使ったスイーツ「フローズン・スモアーズ」を提供している。同メニューは、あぶったマシュマロとチョコレートをクラッカーでサンドした米国のおやつ「スモア」と、粘り気のあるトルコ風アイスからヒントを得たもの。とろとろに溶けたマシュマロの中に冷たいアイスを閉じ込めることで、口の中で異なる食感・温度を楽しむことができるようにした。昨年から提供していた同スイーツは、今年のマシュマロ人気に乗ってあらためて話題に上っている。
同店以外でも、季節のフルーツを使ったものや、無添加の素材や質にこだわった高級志向のマシュマロなどを、自家製で提供する店が増えてきている。また、8月30日は国の「マシュマロ・デー」にも認定されており、同日に向けて新しいマシュマロ・スイーツを生み出す店が登場するのではないかと期待の声も上がっている。