毎年秋に行われている「ニューヨーク・フィルム・フェスティバル」が9月26日、「リンカーンセンター」(70 Lincoln Center Plaza)で始まった。「フィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センター」が主催する同映画祭は今年で52回目を迎えた。
同映画祭には賞金や賞などの授与はないが、上映されるには審査を通過する必要があり、ラインアップに入ることはオスカーに向けての登竜門ともいわれる。昨年は是枝裕和監督の「そして父になる」、宮崎駿監督の「風立ちぬ」、黒沢清監督の「リアル」などの日本映画が公開されたことで話題となった。
今年のラインアップには、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「Inherent Vice(原題)」や2010年の「ソーシャル・ネットワーク」で話題となったデヴィット・フィンチャー監督の「ゴーン・ガール」などすでにオスカー候補となっている作品を上映する。
10月12日まで。