ニューヨーク恒例の犬の仮装コンテスト「ハロウィーン・ドッグ・パレード」が10月25日、「Tompkins Square Park（トンプキンス・スクエア・パーク）」（500 E 9th St.）で開催された。

コスチュームを着て参加した犬たち

　今年で24回目となる同イベントは、愛犬家が集まる全米最大規模のイベント。入場料などの収益は同パークの清掃費や維持費に充てられている。今年はコンテストに196組が参加し、1000人を超える観客が集まった。参加者の中には犬ではなく猫やニワトリを連れてくる飼い主もおり、会場が笑いに包まれる一幕もあった。仮装の定番でもあるスーパーマンやヤンキースのキャップ以外にも、「アナと雪の女王」のコスチュームも注目を集めた。

　審査は1部と2部に分けられ、タイタニックに扮（ふん）したヨークシャテリアら3匹が総合優勝。飼い主のリーンさんには賞品のiPad miniが贈られた。リーンさんは「今年で2回目の出場。衣装や船の模型は友人に制作を手伝ってもらい、約2週間かけて完成した。優勝できて本当にうれしい」と話した。

　昨年優勝したチワワ2匹は、今年カーレーサーに扮し入賞を果たした。コンテスト後はエントリーした犬と飼い主が公園内をパレードし、通りすがりのニューヨーカーが足を止めて撮影する姿が見られた。