マンハッタンの南方に位置するスタテン島にある公園「Freshkills Park(フレッシュキルズ・パーク)」(Fresh Kills, Staten Island)で英語による俳句コンテストが開催される。
「Academy of America Poets(アメリカ詩人アカデミー)」は1996年、毎年4月を「全米ポエトリー月間」に制定。各地でさまざまなイベントやワークショップなどが開催される。これにちなみニューヨーク市公園局では、同公園の印象や体験談、思い、アイデアなどをテーマに、市民から俳句を募集。
今回が2回目となる同コンテストでは、5・7・5の拍を使った計17音から成る俳句を、4月23日まで一般公募する。上位入賞者3人に公園のロゴが入った特製の帽子を授与するほか、同公園のブログやウェブ上で作品を公表。地元民からの声の反映と、同公園の認知度の向上に期待する。
セントラルパークの約3倍の敷地を誇る同公園は、ニューヨーク市街地で廃棄されたゴミを船で運び埋め立てた地域で、ニューヨークの100年史では最も大規模な公園開発過程をへた。2001年にゴミ廃棄場を閉鎖してからは公園へと生まれ変わり、地下から発生する埋立ガスの採掘場としても機能。2万2千世帯に供給される天然ガスを地元ガス会社へ転売し、約12億円の歳入を上げている。
応募締め切りは4月23日17時。Eメールで(freshkillspark@parks.nyc.gov)あてに投稿する。
昨年の入賞作品例
a park in my mind (公園を思い)
landfill scarred inlander's hearts(埋め立てが傷つけた島民の心は)
Reclaimed, restored land(復興された土地で、再生された)