ニューヨーク地下鉄に新たな駅「34th Street Hudson Yards（34番通りハドソンヤード）」が9月13日、オープンした。

　マンハッタンとクイーンズを結ぶ主要の地下鉄7番線が延長され、マンハッタン内では最も西に位置する地下鉄の駅となった。ニューヨーク市は約2.4キロに及ぶ延長工事と同駅の建設に約24.2億ドルを出資。同駅は平日におよそ3万2000人の乗降客数を推定している。

　新たな駅への乗り入れが開始してから約1週間たち、現時点での運営は良好とされており、ニューヨーク州都市交通局が発表したリポートの総合評価では7番線が1位を獲得した。

　同駅周辺には展示会やイベント会場として使用されているジャビッツ・コンベンションセンターや、観光名所として有名なハイラインがある。近年、ショッピングセンターやオフィスビルの開発が進む「ハドソンヤード」の最寄り駅でもあり、今後同エリアのさらなる活性化が期待されている。

　13日に行われた同駅のオープニングセレモニーでは、デブラシオ市長が「この駅の開通はマンハッタンのウエストサイドの活性化につながる」と話した。