紀伊国屋書店ニューヨーク店(1073 Avenue of the Americas, New York)で2月20日、「人生がときめく片づけの魔法」著者の「こんまり」こと近藤麻理恵さんによるトークショー&サイン会が開催された。
同書は2014年10月に米国でも発行され、米国版の発行部数は電子版を含め250万部を突破している。近藤さんは米紙タイムが昨年4月に発表した「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど米国での知名度も高く、当日は現地テレビ局の取材クルーも含め100人以上がイベントに参加した。
近藤さんの片付けの基準は「心がときめかない物は捨てる」ことで、トークショーでは、心がときめくものとときめかないものを持った時の体の反応の違いをデモンストレーションするなどして、こんまり流「片づけの魔法」を披露した。米国と日本の片付けに関する違いについて来場者から質問されると、「アメリカは子どものおもちゃをどのように片付けたらよいかという質問が多い。おもちゃの片付け方法は新しい研究材料」と、今後の意気込みを語った。
母親と共にイベントに参加していたマンハッタン在住の29歳米国人男性は、「こんまりのことはニューヨークタイムズの記事で知った。ニューヨークのアパートは非常に小さく、片付けはニューヨーカーにとって常に重要なテーマ。彼女の片付け方法は感情に問い掛けるというところが興味深い」と感想を語った。