ニューヨークのビル・デブラシオ市長が2月16日、クイーンズとブルックリンのイースト川沿岸部を結ぶ路面電車「the Brooklyn-Queens Connector(BQX)」を建設する計画を発表した。
イースト川沿岸部はここ数年で居住者やビジネスが増え、経済的に大きく成長した地域だが、既存の公共交通機関からアクセスが困難な地域が多いことが問題視されてきた。同計画は、それらの地域に新しい交通手段を導入することで地域経済をさらに活性化させることを目的としている。
必要とされる総工費はおよそ25億ドル。工事や地域経済の発展により、将来的に新たに2万8000人の雇用と250億ドルの経済効果が見込まれている。一方で、地上を走る路面電車はその他の交通機関との兼ね合いが難しく速度も制限されるため、一部地元紙からは時代に合っていないとの声も上がっている。