セントラルパークの桜が徐々に開花し、地元ニューヨーカーやカメラを手にした旅行客でにぎわい始めている。
同公園のソメイヨシノは1912年に日本から米国に贈呈されたもの。満開になる4月中旬から5月は例年多くの人々が桜の木の下でピクニックを楽しむ。米国では公共の屋外での飲酒が禁止されているため、アルコールは抜きのお花見が通例となる。
今年は4月に入り最低気温がマイナスになる日も少なくなく、一部のソメイヨシノは開花しているものの、全体的にはまだつぼみのものが多い。公園内にはモクレンの木も点在しており、こちらは先に見頃を迎えている。
公園に来ていた地元ニューヨーカーからは「4月に寒い日が続くのは残念だが、桜が長く楽しめるので悪いことばかりではない」という声が聞かれた。