カスタムメードの野球ボールを販売する「Bergino」が6月2日マンハッタン・ユニオンスクエア(67 East 11 Street)に初の路面店をオープンした。同店では、オリジナル野球ボールをメーンに、野球関連の雑貨、希少価値のあるアート作品など、トレードショーやスポーツビジネスなどを通じてオーナーが仕入れたこだわり商品を取り扱う。
CEOのジェイ・ゴールドバーグさんは、スポーツエージェントとしての15年のキャリアを経て、大好きな野球に関連するピジネスに踏み出した。同ブランドは、2001年からホールセールとオーダーメードでビジネス展開し、昨年にはオンラインストアを開設。過去に、NYヤンキースのデレク・ジータ選手から黒色スエード地の野球ボール、シンシナティー・レッズからミニグローブなどの注文を受けている。
同店の野球ボールは、ニューヨーク、ボストン、シカゴをはじめとする、各都市の球場地図がデザインされた「City Map Collection」、ヒョウ柄やレザー生地の「Exotic Collection」など種類豊富なデザインが特徴(20ドル~)。「売れ筋は、City Map Collectionのニューヨークと全米のデザイン。お客さんの割合は、観光客と地元住民で半分ずつ」とジェイさん。「ミニ・グローブ・ビジネスカードホルダー」(35ドル)と「バッグ・タグ」(7.95ドル)も同店のオリジナル商品。
日本の革小物ブランド「Vanca」野球キーホルダーをはじめとする雑貨、ビンテージポスターや絵画など、世界中から集めた商品を販売する。ピーター・バックマンさんが手がけた「Negro League Suite Case2」(6,200ドル)は、トランクの中にネグロ・リーグ時代の球場を表現した作品。
野球ボールのオーダーは24個から受け付ける。店内にはミニ・プリーチャーシートを設け、MLBの試合観戦などの各種イベントも予定する。
営業時間は11時~19時30分。日曜定休。