NPOを支援するニューヨークのアイスクリーム・ベンダー「ゲリラ・アイスクリーム」が話題を呼んでいる。今年は、移民や中小企業を支持し、同市でストリートベンダーの権利を支援する団体「ストリートベンダー・プロジェクト」と提携する。
共同経営者のイーサン・フリスチさんは「アレン&デランシー」調理場でのキャリア、オリ・ゾハールさんは広告業界での経験を生かし、社会起業家としてビジネスを始めた。
同店では、世界の政治活動にちなんだネーミングの手作りアイスクリームと、個性豊かなトッピングと組み合わせ提供する。72%・チョコレートとポートワインのアイスクリーム「Libertacao」にバナナ・ブリュレとカシューナッツのトッピングなど、各種フレーバーとおすすめトッピングの組み合わせも提案。レモンとパピーシードの「Velvet Revolution」、チャイマサラ「Red Corridor」、マンゴ・レモングラス・プームシュガーのシャーベット「8888 Uprising」の4種類を用意する。
「フレーバー、トッピング、鮮度も含め、より創造的で新しいアイスクリームを提供、盛り上げていきたい」とイーサンさん。「営利目的のビジネス形態とNPOの理想を組み合わせ、社会起業家として実験をしているところ」とオリさん。売り上げは全額「ストリートベンダー・プロジェクト」に寄付する。
毎週土曜日にロウアー・イーストサイドで開催される「へスター・ストリート・フェア」、日曜日はサウス・ストリートシーポート近くの「フルトン・ストール・マーケット」に出店する。