メジャーリーグ・ベースボール(MLB)の4地区が競う、アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(ALCS)放映権を所有する米放送局「TBS」が現在、ニューヨークの地下鉄で大々的なキャンペーンを実施している。
TBSはニューヨーク州都市交通局(MTA)と提携し、タイムズスクエアとグランドセントラル駅を往復するシャトルラインを、MLB仕様のキャンペーンカーに変身させた。「Never Miss a Moment(ネバー・ミス・ア・モーメント)」と題し、MLBポストシーズン戦の視聴者拡大を狙う。
同キャンペーンでは、地下鉄車両の内外装にアメリカン・リーグで人気選手の写真をラミネート加工して張り付け。すべての車両内には10インチのモニターを設置し、試合のハイライトや対戦結果の新着情報を流すなど、地下鉄内ながら球場にいるような感覚を乗客にアピールする。
昨年ワールドシリーズ優勝チーム、ニューヨーク・ヤンキースも、今年のポストシーズン出場が決定。地元の人気選手などに脚光を当てることで地元ファンの盛り上がりを刺激し、ローカルマーケット活性に期待する。併せて同局は、フェイスブックやツイッター、ヤフーなどのオンライン媒体も利用して視聴者拡大のキャンペーンを行う予定。