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NYスーパーマーケット激戦区の老舗・庶民派「フェア・ウェイ」、店舗拡大へ

「フェア・ウェイ」アッパー・ウエスト・サイド店の様子。

「フェア・ウェイ」アッパー・ウエスト・サイド店の様子。

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 ニューヨーク発のスーパーマーケット「Fairway Market(フェアウェイ・マーケット)」が10月6日、アッパー・イースト・サイドで新店舗の着工式を行った。

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 アッパー・ウエスト・サイド店(2127 Broadway)から始まり、ブルックリン区やウエスト・チェスターなど郊外を中心に大型店舗のチェーン展開を広げる同ブランドは、ハーレム店(2328 12th Ave)に次ぎ、マンハッタン内3店舗目を開店予定で、同市内での大型スーパーマーケットの商戦に注目が集まる。

 77年前に初代オーナーのネイソン・グリックバーグさんが、アッパー・ウエスト・サイドで経営した青果店から同ブランドが誕生。高級デリやグルメスーパーが立ち並ぶエリアで、低価格で新鮮な食材を販売する庶民派・老舗スーパーマーケットとして知られている。近年では、オーガニックファンから支持を集める「ホール・フーズ」や、レジに長い行列のできる人気店「トレーダー・ジョーズ」が同エリアに市内3店舗目を先月オープンし、大型スーパーマーケットの激戦区として知られるようになった。

 来年春にオープン予定のアッパー・イースト・サイド店(E86th Street)は、大型書店「バンズ・アンド・ノーブル」と家電量販店「サーキット・シティー」を改装し、2階建て・2,320平方メートルの大型スーパーマーケット。店内には、ユダヤ系精肉店やベーカリー、オリジナルのコーヒー焙煎(ばいせん)、600種類以上のチーズを取りそろえ、オーガニックやグルテン・フリー食品も販売する。

 3代目のハワード・グリックバーグCEOは「アッパー・イースト・サイドへの進出は、とても理想的な立地条件」と新しいエリアへの店舗拡大に期待を寄せる。「400件以上の雇用も期待できる」とも。

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