110年の歴史を持つアメリカの老舗鉄道模型メーカー「ライオネル(Lionel)」が11月7日、ミッドタウンのブライアントパーク前(1095 6th Avenue, New York)にポップアップストアをオープンした。
昨年のポップストアが盛況に終わった同社は今冬、ニューヨークのほかテキサス、ニュージャージー、ミネソタに計5店舗のポップアップストアをオープン。ホリデーシーズンを控え、ギフトの買い物客や鉄道ファンに多くの商品を提供する。
ミッドタウン店でも、店頭にクリスマスツリーを飾りホリデーシーズンを演出。ディスプレー用に展示された「きかんしゃトーマス」や映画「ハリーポッター」の「ホグワーツ特急」など、たくさんの鉄道がレールの上を走り訪れる客の目を楽しませている。平日午後でも、スーツを来た鉄道ファンや、外から写真を撮る人の姿が見られる。
同店では、電源や線路、鉄道本体を含んだセット商品をはじめ、コレクターズアイテムなどを販売。同社が提供する昔ながらの初心者セット 「ニューヨーク・セントラル鉄道」や貨物車両「ペンシルバニア・フライヤー」、クリスマス鉄道の「ナットクラッカー・ルート」も用意。2歳以上の子ども向けに「ライオネル・リトル・ラインズ」などもそろえ、年齢層を問わず楽しめる商品を扱う。
ニューヨークの鉄道模型ファンについて、「パーツを買いにくる人もいれば、30年から50年前に生産された模型を見せに持参して訪れる人もいる」とスタッフのビルさん。「私自身も84年前の模型を持っている。当社製品はシンプルながらも持続性の良さ、質の高さが良いところ」(ビルさん)とも。
営業時間は、 月曜~土曜=11時~19時、日曜=12時~17時。12月31日まで。