ニューヨーク市チェルシー地区のアゴラ・ギャラリー(530 West 25th Street, New York)で11月23日、ニューヨークを拠点に活動するレゴアーティスト、ネイソン・サワヤさんによるレゴ・ブリック作品の展示会「RED」が始まった。
2回目となる同ギャラリーでの個展では、「RED」をテーマに赤をモチーフにした作品を含む大小17種類の作品を展示販売する。高さ約1.4メートル、幅約1.65メートル、深さ約1.5メートルの巨大手のひら「Please Do Touch(5500ドル)」の脇にはカプセルペンダーを設置し、レゴ・プリックを25セントで販売。購入したパーツを手のひらの上に組み込むことで、アート作品の一部を作る楽しみを来客者に提供する。
「今回ギャラリーに展示されている多くの作品は、愛情や好意をはじめとするさまざまな感情が、物語の様に自然体に表現されている」とギャラリーディレクターのアンジェラさん。レゴ・ブロックを使い、人間の動作や表情を繊細かつリアルに表現するのがネイソンさんの自由な作風として知られる。
36歳で企業の顧問弁護士を辞め、レゴ社公認プロとして活躍するレゴアーティストのネイソンさんは、今年の夏からグラフィティーのようなストリートアートとして、レゴで制作した作品「ハグマン」をニューヨークの街角に設置、公開した事でも話題を呼んだ。
作品販売価格は、「Red Rose」(45ドル)~「The Courage Within」(1万2500ドル)。入場無料。12月14日まで。