感謝祭が過ぎクリスマスまで1カ月となったニューヨーク市内で、ホリデーシーズン限定に開催される「ホリデー・フェア」がにぎわいを見せている。
中でも、グランドセントラル駅、ユニオンスクエア、ブライアントパークで開かれるホリデー・フェアは、3大スポットとして活気があふれる。
ニューヨーク市内では最も歴史が長いグランドセントラル駅の「ホリデー・フェア」は、駅構内で開催されることから、天候を気にせずゆっくりと買い物できるのが魅力。昨年同様の58店に加え、新たに18店舗が出店する。アクセサリーや手作りのこども服、帽子、クリスマスオーナメントの店などバラエティー豊なのが特徴。
一方、ユニオンスクエア・パークは、赤と白の組み立て式テントが立ち並び、日本の祭りを思わせる雰囲気が漂う。今年はラーメンで有名な「Momofuku」系列のデザート店「Milk Bar」も出店。冬に欠かせない手作りニット製品を扱う「knitknitknits」にも客足が向いている。
ブライアント・パークでは、特設スケートリンク「ポンド」の周りを囲うようにベンダーが立ち並び、ホリデーグッズを扱う店や手作りキャンドル店などが出店。雑誌を再利用したバックなどを販売する「Recycled Planet Store」では、エコ・フレンドリーな商品も販売する。
家電やIT製品がクリスマス商戦で目立つ中、同市のホリデー・フェアでは手作り商品などが多くを占め、ホリデーギフトに向けた暖かみある品々やニューヨークならではの商品を販売。観光客や地元客の人気を集めている。