アメリカの大手乾電池メーカー「デュラセル(Duracell)」がニューヨーク市内に人力発電所「スマート・パワー・ラボ」を設置し、大みそかに向け電力を保存している。
同社は、大みそかのカウントダウンに使用するライトに電力を寄付する目的で3年前に開始。タイムズスクエアのビジターセンター(1560 Broadway, New York)にペダルがついた車型の発電機を設置し、一般客から電力の寄付を求める
ビジターセンターがタイムズスクエアのど真ん中にあるということもあり、地元住民のほか家族連れや観光客が立ち寄り、ペダルをこぐ姿が見られる。発電時間に制限は無く、協力者には電話やMP3プレーヤーが充電できるサービスも提供している。
31日当日は、集まった電力で深夜24時のボールの落下とともに点灯する「2011」の数字をライトアップ。「目標は30分間の点灯で3万2,000ワットの電力の寄付すること。今現在で約2万5,000ワットが集まった」とデュラセルのスタッフ。
3年目の今年はトラックで市内各所を移動するポップアップ式のモバイル発電所も設け、タイムズスクエアから遠い人でも遠隔から気軽に協力できるようにした。
ビジターセンターの開館時間は、月曜~金曜=9時~19時、土曜・日曜=8時~20時。今月29日まで。