京都・祇園のハンドメード時計ブランド「dedegumo(ででぐも)」が、アメリカ初の旗艦店をロウワーイーストサイド(181 Orchard Street, New York)にオープンし、人気を集めている。
京都に3店舗を構える「dedegumo」は、デザイナーの出雲千虎(せんこ)さんが創設。「モダンジャポニズム」をコンセプトに、花鳥風月など日本独特の「和」の要素を取り入れたハンドメードの時計を扱う。
京都の店をイメージする外観とのれんが目印のニューヨーク店では、モダンな中に日本の風情を思わせる木造づくりの店内に、職人の制作風景が見られる作業場を設け、真ちゅうや銅、アルミ、シルバーなどを使い、一つひとつ手作りする作業を見ることができる。
腕に巻くタイプやネックレスタイプのものなど、「dedegumo」の個性的な時計は昨年12月のオープンから地元ニューヨーカーや観光客の心を射止め、多くの外国人客が店を訪れている。
同店マネジャーのケリーさんは「ニューヨークでは現在、6人の職人がデザインから製作までを手がけている。各店で異なる職人がハンドメードの時計を制作するため、オリジナル商品が買い求められる」と話す。
同店では、メタル素材は京都から、時計バンドの皮素材はイタリアから、それぞれ輸入するなど素材へのこだわりをみせる。時計バンドのカスタマイズも可能で、オーダーを入れれば即日で好きな色に変更できる(40ドル)。
商品価格は300ドル~。営業時間は12時~21時。