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ニューヨークの日本人デザイナー3人組、缶バッジ制作で震災復興支援

東日本大震災支援プロジェクト「HOPE JAPAN」の缶バッジ ©玉田佳奈子

東日本大震災支援プロジェクト「HOPE JAPAN」の缶バッジ ©玉田佳奈子

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 ニューヨークのデザイナーによる東日本大震災支援プロジェクト「HOPE JAPAN」が現在、1個3ドルの缶バッジを販売し義援金を集めている。

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 ニューヨークを拠点に活動する3人のデザイナー潮千愛(ちえ)さん、中村いずみさん、玉田佳奈子さんが展開する同プロジェクトは、自らのスキルを生かし何か役立つことをしたいという願いで3月末に始まった。

 日本人・アメリカ人アーティストやデザイナーに呼びかけたところ、35のデザインが無償で提供され、5,000個以上のバッジが完成。口コミで広がったバッジの存在は多くの人から共感を集め、4月30日までに7,500ドル(約60万7,000円)が集まった。売り上げは「ジャパン・ソサエティー」に全額寄付される。

 「香港や台湾などからのオーダーもあった」(潮さん)というバッジは、日本人のほか海外の人々も購入し、アジア諸国からも支援の輪が広がった。

 潮さんは「チャリティーは1日や短期で終わってしまうものがほとんどだが、このように3ドルのものをコツコツ売ることは長期にわたって支援ができるメリットがある。バッジが広がっていくことで人と人がつながり、皆で協力して誰かを支援できることの喜びが希望につながれば」とバッジに託した日本支援への思いを話す。

 バッジはオンラインのほか、ニューヨークの日系店やヘアサロンでも販売する。海外配送も可能。

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