世界最大の家具チェーンであるスウェーデンの「IKEA(イケア)」ブルックリン店(1 Beard Street, Brooklyn)の、NYの電力会社「Con Edison(コンエディソン)」とNY市の許諾を受け屋上に設置したソーラーシステムの稼働が始まった。
同店の屋上面積は、フットボール場の約半分ほどの6,500平方メートル。NY市5区内の商業施設が行う大規模設置の一つで、周辺エリアでは最大となる1,104枚のソーラーパネルが敷き詰められている。
今回の取り組みで1年間に生み出される約24万キロワットの電力は、一般家庭20世帯が1年間に使う電力使用量に相当し、同店舗内での使用に充てられる。乗用車32台分の年間排出量と同等のCO2削減が期待できる。
同店マネジャーのマイクさんは「今回の新しい取り組みは、環境の改善と、よりよい生活を提供する手助けになる」とコメント。NYでは、環境を配慮したさまざまな取り組みが活発化されており、特に世界中で原子力発電が懸念されている中、太陽光発電や他発電への注目が高まっている。