夏場限定の音楽とアートの野外イベント「Warm Up」が7月2日、ニューヨーク近代美術館（MoMA）の別館の「MoMA PS1 コンテンポラリー・アート・センター」（22-25 Jackson Avenue, Long Island City）で始まった。

　期間中の毎週土曜日、普段はアートスペースとして使用される同会場の1階に投影用スクリーン、DJブース、スピーカーが設置されダンスフロアと化し、ライブやアートインスタレーション、DJのパフォーマンスで夏を盛り上げる。イーストリバーフェリーの運行が開始された今年は交通手段が増え、さらなるにぎわいが予想される。

　14回目を迎える今年は、海外からもビッグネームも勢ぞろい。イギリスからは、エレクトロブームの火付け役となった「Simian Mobile Disco」、レディオヘッドやMIAのリミックスも手がけ今注目の「SBTRKT」、フォークトロニカのパイオニアとして知られる「For Tet」などが参加。米からは、ビヨンセさんの妹で現在DJとして活動するソランジュさんや、地元ニューヨークを代表するフアン・マクリーンさんのほか、多数のミュージシャンが登場する。

　チケットは、当日会場で販売するが、今年の協賛であるファッションブランド「 agnes b.」の店舗でも扱う。ロングアイランドシティ居住者は証明書持参で、入場料が1日分無料となる。

　開催時間は毎週土曜の14時～21時。入場料は15ドル（美術館内入場料含む）。9月3日まで。