10月に2店舗のオープンを予定する「ユニクロ」が現在、印刷物、オンライン、フェイスブックなどを使い、ニューヨークをターゲットにしたキャンペーンに力を入れている。
ストア面積約8268平方メートルを誇るニューヨーク最大の5番街店を10月14日に、その翌週の21日には34丁目店のオープンを控えるユニクロ。フリーペーパーなどに合同面接会の告知を大々的に掲載するなど従業員確保に力を入れる中、今月初めからさらにニューヨークに密着した宣伝キェンペーンを展開している。
今年7月にハイライン公園と協力したスケートリンクをオープンしたのは記憶に新しいが、その後も「Made for all」をテーマにニューヨーク各地にポップアップストアをオープン。移動式の仮設ショップ「ユニクロキューブ」でストリートフェアに出店している。
広告モデルには今回、「Momofuku」のシェフで有名なデイビッド・チェンさんや、ハイライン公園創設者の一人であるロバート・ハモンドさんなど、ニューヨークを代表する著名人20人以上を起用した「Voices of New York」の放映を開始。ニューヨークに対する思いや、お気に入りの場所を紹介するビデオもオンラインで用意する。
併せて、フェイスブックを通じユニクロ製品を使ったコーディネートを競うコンテスト「NYC Streetstyle Contest」も実施し、勝者にはギフト券を進呈したり、5番街店オープニングイベントへ招待したりするなどで優遇する。
街中でもタクシー外観のサインや地下鉄の入り口をはじめ、グランドセントラル駅構内から改札機までをユニクロ広告でジャックするなど、多様な媒体を利用したキャンペーンで10月のビッグイベントに備える。