ニューヨークのインディペンデンス映画館「IFC Center」(323 6th Avenue, New York)で12月16日から、「スタジオジブリ」の作品が特別上映されることが明らかになった。
配給は、スタジオジブリと独占契約を交わし北米での映画配給を担う米の配給会社「GKIDS」が、1984年から2008年までに制作されたジブリ作品を回顧録的に上映。今年で25周年を迎えた「天空の城ラピュタ」をはじめ、アカデミー賞を受賞した「千と千尋の神隠し」、「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」など15作品を、字幕版と英語吹き替え版で一挙に上映する。
ニューヨークでの上映後は、ロサンゼルスやシカゴ、ワシントンD.C.、トロントなどを含む、アメリカ・カナダの主要都市を2012年前半でツアーする予定。GKIDSはまた、北米未公開作品のプレミア上映実施も2012年後半に予定している。
GKIDSのCEOエリック・ベックマンさんは「スタジオジブリの作品を北米各地で上映できるのはとても名誉あることで興奮している。アニメーションの壮麗さ、物語の奥深さと人間味、そして、子どもだって映画の持つ微妙なニュアンスを称賛する能力があることを映画製作者が理解しているのが素晴らしい」と、宮崎さんの「子どもを過小評価してはいけない」という言葉を例に挙げコメントしている。
前売り券は近日販売開始予定。2012年1月12日まで。