2007年公開の人気映画「ONCE ダブリンの街角で」が来年3月、ブロードウェーミュージカルとして「バーナード・B・ジェイコブス劇場」(242 W 45th Street, New York)で上演されることが決まった。
同作品はすでにオフ・ブロードウェー作品として、2月6日に「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」(79 E 4th Street, New York)で正式オープンを迎えたばかり。現在チケットは完売状態というほどの人気を博し、今回のブロードウェー昇格という大きなニュースをもたらした。
アイルランドの首都ダブリンを舞台に、街角で出会ったミュージシャンの男性とチェコ系移民の女性が音楽を通して心を通わせていくラブストーリーは、全米公開当初2館のみでの上映だったが、その後口コミで話題となり最終的に140館まで劇場数を増やした。
また、同映画のサウンドトラックは全米チャートで2位を獲得。その中でも、主演のグレン・ハンサードさんとマルケタ・イルグロヴァさん制作による楽曲「Falling Slowly」は、2008年度のアカデミー賞でベストオリジナルソング賞を受賞している。
今回のミュージカルでも、マンマミーアのマーティン・ローさんが監督・演出を務め、トニー賞を5回獲得したボブ・クローリーさんがセットと衣装を担当するなど、そうそうたるスタッフが脇を固めていることも大きな魅力になっている。
主演キャストは、男性役にTVショーでも活躍するスティーブ・ケィジーさんを、女性役にブロードウェーでの経験豊富なクリスティン・ミリオッティーさんを迎える。
ブロードウェー公演のプレビューは2月28日、一般公開は3月18日を予定。