ニューヨーク・タイムズスクエアの一画「Duffy Square(ダフィー・スクエア)」で2月6日、恒例のバレンタインを祝したパブリックアートの展示が始まった。
タイムズスクエア・アライアンスが主催するプロジェクトとして、4回目を迎える今年の作品は、建築家集団「BIG(Bjarke Ingels Group)」指揮の下、「Flatcut」「Local Projects」の3社が作り上げた「Big_NYC」。高さ3メートルのオブジェは、LEDライトが設置されたアクリルの筒400本から成るキューブで、中心に赤いハートが映し出されている。
オブジェの前には「Touch Me」というセンサーを置き、人が触れると赤いハートが光り鼓動。周囲を通る人の動き含む人が発する熱がエネルギーとなり、大勢の人が触れるほど鼓動が早まり光が強くなる仕組みになっている。
「このハートは人とライトで成り立っているタイムズスクエアに反映している」とBIGの共同創設者のビャルケ・インゲルスさん。毎日多くの人が集まるニューヨークの中心部タイムズスクエアに、人的エネルギーで作られた「ニューヨークのハート」が表現されている。
今年は同アートと連動しチャリティー企画も実施。オブジェと一緒に撮った写真を公共事業「Thing Energy」のフェイスブックページに投稿すると、1枚につき1ドルが子どものがん基金に寄付される(1万ドルまで)。
期間中、タイムズスクエアに停車したトラック内で愛のレッスンが受けられる「Declare Your Love」の運営をはじめ、カップルに2度目のハネムーン旅行が当たる抽選なども併催する。
2月29日まで。