展望台「トップ・オブ・ザ・ロック」で知られるロックフェラーセンターの駆け上りレース「クライム・トゥー・ザ・トップ」を3月4日に控え、現在参加者を募っている。
全米多発性硬化症協会(NMSS)南ニューヨーク支部主催による同イベントは、日本では厚生労働省指定難病である多発性硬化症(MS)患者を支援するための資金調達を目的に開催する。
エンパイア・ステート・ビルの駆け上りは30回以上の開催で知られているが、ロックフェラーセンターでも2009年から慈善イベントとして始まり、今年で3回目を迎える。
当日は、6時30分に同ビル中2階をスタート。66階の階段を駆け上り、ゴールとなる69階の展望台を目指す。今回の定員は1500人、個人またはチームでの出場が可能。同イベントでは今年、最大調達資金は70万ドル(約5,322万円)を予想する。
中枢神経系の脱髄疾患の一つであるMSの患者は現在、世界に250万人、アメリカ国内だけでも40万人いるとされているが、発病原因や治療法が解明されていない。今回のイベントで集まった資金は、その研究プログラム設立費用に充てられ、MSから開放された社会を目指すために役立てられる。
参加登録費は、3月2日まで=50ドル、開催前日=100ドル。