アメリカのテクノロジーブログ「GigaOm」「VentureBeat」「TechCrunch」が主催する「Crunch Awards」で1月8日、ニューヨークの老舗書店チェーン「バーンズ・アンド・ノーブル」の電子ブックリーダー「Nook」が「ベスト・ニュー・ガジェット賞」を受賞した。
Tonchidotの「セカイカメラ」がベスト・モバイル・アプリケーション部門にノミネートされ、日本でも話題を集めた同アワードでは、2007年・2008年とアップル社の「iPhone」「iPhone 3G」が「ベスト・ニュー・ガジェット部門」で大賞を受賞。3回目となる今年は、昨年11月に発売された「Nook」が、アップル社の「Magic Mouse」を抑えて同部門で大賞に選ばれた。
選考は主催者側と、昨年12月22日~1月6日にオンラインで行われた一般投票で実施。カラースクリーンやタッチパネルのキーボード、マイクロSDカード搭載などで、アマゾン・ドットコムの「Kindle」、ソニーの「Reader」の対抗馬として発売されたNookが短期間での受賞となった。「発売から数カ月あまりで何千人ものNook利用者に投票いただき、真価を認められたことが何よりも名誉」と「バーンズ・アンド・ノーブル」のウィリアム・J・リンチ社長。
Nookはこのほか、Times誌が選ぶ「2009年のトップ10ガジェット」「2009年のベスト・トラベル・ガジェット」でも2位の座に輝いている。