ニューヨーク・マンハッタンのフラットアイアン地区に4月5日、和食レストラン「大戸屋」(8 W 18th St, New York)がオープンした。
AMERICA OOTOYA INC.社長の麻生和男さんとマネージャーの門井久弥さん
日本から取り寄せた障子や木材をふんだんに使った店内は、奥行きのある広い1階と中2階から成る和風モダンな造りに仕上げ、カウンターとテーブル席の全62席を備える。昼はご飯どころ、夜は焼き鳥も扱うハイエンドな居酒屋風レストランとして展開。照明を落とし、BGMにジャズを流すなど、落ち着いた雰囲気を演出している。
大戸屋が誇る60種類以上の定食を前面に押し出し、ニューヨーカーに「TEISHOKU(定食)」文化の定着を仕向ける。AMERICA OOTOYA INC.の麻生和男社長は「アメリカの素材と日本の大戸屋のたれや味付け、日本人シェフの腕でアメリカと日本の絶妙なコンビネーションを作り出したい」と意気込みを見せる。
アメリカ産四元豚(よんげんとん)「シルキーポーク」やアンガスビーフと黒毛和牛の交配種「和州牛」、地鶏、魚介類などの食材を使用。毎朝仕込む手打ちそば、日本から取り寄せた魚焼き器で焼く焼き魚などを用意し、日本の大戸屋の味を再現する。
ご飯、みそ汁、おしんこ、梅を添えた茶わん蒸しがセットになったランチの定食メニューには、「熟成豚バラのシナモン焼き定食」(15ドル)、「熟成豚ロースのおろしとんかつ定食」「和州牛のハンバーグ定食」(以上16ドル)、「しまほっけのゆう庵焼き定食」(18ドル)など、日本のメニューを並べる。アルコールの売り上げが高いNYの土地柄を生かし、豊富な種類の日本酒も扱う予定。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(土曜・日曜は15時まで)、ディナー=17時30分~22時30分。