毎年恒例のフィルムフェスティバル「Tribeca Film Festival 2012(トライベッカ映画祭)」が4月18日、ロウワーマンハッタンで始まる。
同フェスは、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件発生の翌年、ニューヨークの復興を目的に、ジェーン・ローゼンタール監督、俳優のロバート・デ・ニーロさん、不動産投資家のクレイグ・ハトコフさんらが立ち上げた。今回で11回目。毎年300万人以上が来場する。
今年は世界46カ国から短編・長編合わせて約150作品が集まり、11日間にわたり上映する。家族向け、ドキュメンタリー、スポーツ映画など幅広いジャンルを扱い、ネット上でも期間限定で公開する。期間中、トークショーやストリートフェアなどのイベントも予定。
スリル満点で人気を博したスティーブン・スピルバーグ監督の「Jaws(ジョーズ)」(1975年)が大型スクリーンで復活するほか、ジョエル・シュレモイズ監督が日本旅行を記録した短編ドキュメント「Scenes From a Visit to Japan(シーンズ・フロム・ア・ビジットトゥジャパン)」(2011年)などを公開。日本からはイラン人のアミール・ナデリ監督が日本で撮影した2011年作品「CUT(カット)」が登場する。
チケットは、平日18時以降と週末は16ドル、平日18時までと23時以降は8ドル。オンラインでも販売する。今月29日まで。