イギリス豪華客船「タイタニック号」がニューヨーク港への航海中、史上最悪の海難事故に遭い沈没してから100年が経過し、NYでは現在各地で追悼イベントが行われている。
全米では映画「タイタニック」のデジタル3Dが映画館上映される中、今月8日に英国サザンプトンから出航したメモリアルクルーズが遭難地点での追悼式終了後、19日早朝にマンハッタン・ピア88に到着。犠牲者の親族をはじめとした作家や歴史家、一般のファンなど20ヵ国以上からタイタニック号の乗客数と同じ1309人が参加した。
ダウンタウンのサウスストリート・シーポート・ミュージアム(12 Fulton St, between Water St. & South St.)では、乗船者が保存する歴史的資料の原本や引き揚げ品の展示「Titanic at 100: Myth and Memory(タイタニックアット100:神話と記憶)」を開催(5月16日まで)。ニューヨーク市立図書館(40 Lincoln Center Plaza)では、「The music of the Titanic(タイタニックの音楽)」で同船の航海中に演奏したとされる楽譜の展示会を開催している(9月3日まで)。
今月29日には、犠牲者の一部が眠るウッドローン・セメタリー(Webster Avenue & East 233rd St, Bronx)で墓地内ウォーキング・ツアーが行われる予定。