ブルックリンの「Wythe Hotel(ワイスホテル)」(80 Wythe Avenue, Brooklyn)で5月4~6日、世界中から食物に関する書物を集めて祝うニューヨーク初のイベント「Food Book Fair(フードブックフェア)」が開催される。
同フェアのプレゼンターは50を超え、料理本、学会誌、雑誌のほか、科学やフードシステム、農業、フードアートと文化などに関するさまざまな本をテーマに12のパネルディスカッションと3つのプログラム、20作のサイン会といった構成で、3日間にわたって開催する。
注目は、5日17時30分から行う「FOODIEODICALS(フーディオディカル)」。イベント名は「Food(食べ物)」と「Periodicals(雑誌)」を合わせた造語で、「The Food Issue」、「Meat Paper」や「The Art of Eating」など10を超える「食」に関する雑誌とその編集者やライターが集まりマーケットを出店する。
同日には「Pechakucha Night」として、日本で始まった「ペチャクチャナイト」も開催。7人の発表者が1人20枚のスライドを20秒ずつプレゼンし、クリエーティブなフードプロジェクトを紹介する。
そのほか「FOOD+CITIES(食+街)」や「FOOD+EXPERIMENTS(食+実験)」などのイベントや、会場内にある図書館で飛び出す絵本の展示など多岐にわたるプログラムを展開する。
会場となる同ホテルは、今月1日にウィリアムズバークに新たにオープンしたばかり。もともと生地工場だった建物をリノベートし、壁やアメニティーなどの内装はブルックリン出身のアーティストとコラボレートした深みのあるデザインとなっている。
入場料は、パネルディスカッション(1回)=15ドル、各イベントは入場無料。