フランス発祥の有名ベーカリー「Maison Kayser(メゾンカイザー)」のアメリカ1号店がニューヨークのアッパー・イーストサイド(1294 Third Avenue)にオープンし、多くの買い物客でにぎわっている。
同ベーカリーは1996年にパリで創業し、日本でも東京などに22店舗を展開。米国初進出の場は「挑戦の街であるニューヨークにしたという。8月8日のオープン以来、フランス伝統の焼きたてパンを求めるニューヨーカーや観光客で連日盛況になっている。
大きなショーケースに並ぶパンは現在約20種類だが、工房では日々新しいパンの開発に努めているという。人気が高いのはクロワッサンとバゲットで、特にバゲットは朝と夕方の2回購入する客もいるなど、1日約500本を販売。カフェも併設され、焼き立てパンのサンドイッチやフィナンシェなどのスイーツをその場で楽しむことができる。
「他のベーカリーと大きく違うのは、常に焼きたてのパンを工房から直接お客さんに提供する『質の高さ』と『新鮮さ』」と自信を持って語るのは、メゾンカイザー・アメリカのオーナー、ルイス・ジーン・エガッセさん。ニューヨークでは今後、11月末にフラットアイアン地区、12月末から1月にかけてブライアントパーク付近と、2店の出店を予定している。その後は、ワシントやボストン、シカゴなど他の都市への進出を計画中。
営業時間は7時~23時。