米国の旅行専門誌「Travel + Leisure Magazine(トラベル・アンド・レジャー・マガジン)」が今年9月号で発表した「全米汚い都市ランキング」で、ニューヨークがトップに選出された。
同誌は1年に1回、読者の投票により「全米で最も好きな都市」を選んでいて、その一環として「汚い」ランキングも毎年調査している。候補は米国内20の大都市で、ニューヨークは昨年の5位から1位に「躍進」した。昨年1位だったニューオーリンズが2位に下がり、以下3位ボルティモア、4位ロサンゼルス、5位アトランタの順。20都市中最もきれいと評価された「最下位」はシカゴだった。
ニューヨークでは「ポイ捨て」をすると罰金、もしくは最高10日間の留置に処せられることがある。しかしこれがあまり効果を発揮しておらず、街に大量のごみが落ちたままになっていることが、今回の結果につながったという見方もある。
同誌の昨年の調査ではこのほか、「騒がしさ」「無作法」などの部門でも、ニューヨークが最多票を集めた。一方で、「劇場」「高級店」「住民がスタイリッシュ」の3部門でもトップの座に輝いている。